ゴールドシップの宝塚記念(2013)を見て思い出した、昔研究していた競馬術についてです。
ちなみに馬券必勝法と言えるほどのものではありませんので、競馬必勝法のタマゴという表現にしました。
今でも通用するかどうかはわかりませんのであしからず。
今年の宝塚記念は3強レースと言われていました。
ジェンティルドンナ、フェノーメノ、ゴールドシップの3頭です。
レースは3強の1角、ゴールドシップ(2番人気)が普段とは異なる前に出る競馬。先行集団からきれいに抜け出し、ゴール前では突き抜けて圧勝しました。
実は、この3強レースに着目した競馬必勝法を、昔(馬券生活をする前)に研究していたことがあります。
3強レースの特徴
最初に、私が言う3強レースとは、このような定義です。
「単勝1番人気~3番人気までの馬の単勝オッズが5倍を切っており、さらに4番人気の単勝オッズが10倍を超えている」
このような3強レースでは、3強が馬券に絡む確率が大幅に上がります。
確か(2000年頃のデータ分析時の記憶)3強のいずれかが2着までに入る確率は95%を超えていたはずです。
また、3強のうちいずれかが勝利する確率は75%程度だったと思います。
そう。これら3強を外した馬券は、買った瞬間かなりの確率でハズレなんです。
10万馬券を狙うような超穴党の方以外は、3強を外した馬券を買うべきではないです。
3強だけ購入していても回収率は100%を超えない
じゃぁ3強の3連複や、3頭BOX馬連を買うのはどうか?
これはダメです。3強BOX馬連の回収率は100%を超えません。
こんな単純な方法では勝てませんね。
昔は勝てていたとしても、こんな単純な方法は誰もが気づいてしまって勝てなくなります。
こちらの記事で言った通り、人と同じことをしていては勝てないんです。
⇒勝てないのは人と同じことをしているから
ちなみに3強レースの3連複の的中率は15%~20%弱だったと思います。
残念ながら3強の3連複1点買いも勝てません。
人気が集中しているため、オッズが低すぎて回収率100%を超えないのです。
同じ強さと評価されているのにオッズの高い馬
じゃぁ馬券はどう買えばよいのか?
3強レースというのは、競馬新聞やトラックマンなどの馬券のプロたちが、「甲乙つけがたし」と支持した結果がオッズとして表れているということです。
つまり、同じように強い馬たちなのです。
ということで、最も人気のない3番人気馬がオッズ的に妙味がありおいしいと言えます。
3強レースでは3番人気を中心に馬券を買う。
これは覚えておいたほうが良いと思います。
ただし、3番人気の単勝、3番人気からの馬連総流し、などの単純な方法では勝てません。
例えば馬連を狙うとしたら、3番人気から、連に入る可能性のある馬への流し馬券など、相手候補を抽出する馬券術はご自身の方法で絞って買うようにしてください。
あえて穴狙いしてみるのも面白い
また、3強以外の馬で狙ってみたい穴馬がいるときには、その穴馬から3強へ馬連や馬単2着狙いで流すのも面白いです。
穴馬の見つけ方はいろいろありますが、
- 抜群に調教がよい
- コース適性が高い
- 調教師の勝負気配が高い
- 逃げそう(4コーナーカーブを先頭で通過しそう)
といった、穴をあけそうな気配の馬がいれば、その馬から3強に対して流してみるんです。
または、4番人気~6番人気あたりから3強へ流すのも面白いですね。
どうしても目立つ3強へ人気が集中するため、4~6番人気の馬は倍率が高めになるからです。
私はこのような3強レースの特徴を、必勝法と言えるレベルまで高めることができませんでしたが、
3強のうちいずれかが馬券に絡む確率が高いが、逆に3強同士で決まる確率も低い。
この特徴は覚えておいて損はないです。
以上、3強レースでちょっとお得な馬券術でした。